霧吹き雲太郎の雑記ブログ

東アジア、東南アジア文化を紹介中

日本人の台湾への親近感、他の中国の親日地域も注目すべき理由

 

最近は日本の間で中国の台湾に親しみを持つ風潮が流行っていますが、私はこれが少し気になります。

台湾の他にもある魅力的な地域


 なぜ中国の一部の台湾だけをを強調するのですか?中国の比較的親日の省や都市は台湾以外にもあります。例えば、上海や大連、瀋陽、香港、四川省やなどが親日な省や地域です。台湾だけが親日と思っている人は、台湾以外にも親日の地域や都市が多数中国の中にあることを知るべきです。台湾も良い、経済的に発展した上海も良い、大連も良い、パンダで有名な四川省も良い。という考えの方が良いではないでしょうか?

 中国を秦嶺山脈を境に南北におおまかに二分すると、台湾は南に含まれます。中国の南側には、経済の発展した上海、香港、パンダで有名な四川省があります。そのため、あなたが台湾好きなら、中国南部全体を好きになれるはずです。(中国の北部が好きかどうかは関係なしに。)中国の北方と南方の違いには以下のウェブサイトを見てください。

「中国北方と南方の違い」志甫明音(北京外国語大学)

https://www.j-cfa.com/study-report/2211shiho/


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日台友好?

 

 日台友好」の言葉がはやっていますが、これはよく考えると不自然です。他の地域で考えてみましょう。「日川友好(川は四川省の略称)」や「日遼友好(遼は遼寧省の略称)」、「日滬友好(滬(こ)は上海の略語)」などの言葉を聞かないうえ不自然に聞こえます。同じように台湾だけを強調した「日台友好」は不自然です。日本と中国は国同士だから「日中友好」なら不自然には感じないはずです。(もちろん、台湾は国ではなく中国の一地域であることは皆さんもよく理解していると思います。)
 「台湾人」という言葉はどうでしょうか?実は、私にはそれほど不自然には聞こえません。理由は、「北京人」「上海人」「四川人」「東北人(中国東北部の人)」などの言葉が実際に使われているからです。いずれも中国人を地域ごとに細かく分けた分類になります。同じように「台湾人」もまた台湾の中国人を意味します。しかし普段私たちは中国人を地域別の下位分類に分けて言葉を使い分けることはありません。そのため、あえて「台湾人」という言葉を使う必要は余りないと思います。(例外として、中国国内での地域別の比較などがあります。)

 

台湾独立勢力の陰謀への懸念

 

 台湾は台湾独立勢力の陰謀のある地域です。もし日本人が誤って台湾独立勢力を支援するならそれは中国を怒らせるでしょう。(ひょっとしたら中国による経済制裁で日本経済が崩壊するかもしれませんし、中国と戦争になるかもしれません。その時に失われるのは間違いなく私たち日本人の命です。)そのため私の意見ですが、台湾と関わることは慎重に行った方が良いと考えます。理由は、善良な台湾の人と、中国政府に盾突く台湾独立勢力の一味を見分けることに手間がかかるからです。台湾に対する日本の干渉、に対する中国政府の怒りは以下のウェブサイトから想像することができます。
【CRI時評】「武力行使」を煽る日本政治家は台湾の人々を再び危機に追い込むのか

https://japanese.cri.cn/2023/08/12/ARTI8caZIUsT8R9homYQtAnP230812.shtml

【CRI時評】台湾に手を染める日本の政治家の火遊び

https://japanese.cri.cn/2022/06/09/ARTIBmWzohgfqYF7HLldbz9a220609.shtml

 

 中国は日本に最も近い大国です。日本が生き残るためには中国を怒らせないことが非常に重要です。そのため、私は、みなさんに中国を怒らせないように慎重に台湾と関わることをお勧めします。